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見立ての登山 Gunung Rinjani 

 
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グヌン・リンジャニ について

 グヌン・リンジャニはインドネシア第三番目の高さを誇る霊峰である。
山頂には、東西に9km、南北に6.6kmの巨大なカルデラをもち、その中には、今も時々ぐずって見せるグヌン・バルーという小さな 火口を、スガラ・アナックという湖水が、その翠玉の両手でしっかりと抱かえて納まっている。

 山中には「心と体を癒す」ヒーリング力があると言われる天然温泉が滝になって流れ落ちており、地元はもちろん、お隣のオーストラリア や、ドイツ、ノルウェイなどのヨーロッパ諸国からも、その恩恵を求めてくる人々が後を絶たない。

 標高3726m。日本の富士よりわずか50m低いが、その登り口は富士より1000mも下から始まる。富士なら1泊2日で上り下りで きるが、リンジャニは通常、前日に近隣のホテルに1泊。次の早朝にスタートして3泊4日をかけて上り下りする。

 山頂までの道のりは「まさに人生の縮図であった」と経験者たちはその困難を語り「その分受け取った感動は、並々ならぬもの」であったと口を揃えたようにいう。「リンジャニという山は、許された者のみが無事に登頂・下山できるのだ。」と言う。

 グヌン・リンジャニが真の霊峰である事を象徴する1つとして、「パンチャシラ」という国法の中で「5つの宗教 *1のうち、必ず1つの宗教に入らなければならない」と定められたインドネシアにありながら、ただ1つのモスクも、プラ *2も、寺院も、教会も建てられてはいない。これはリンジャニ自体がすでに聖域であり、祈りを捧げる場所であること、多くの奇跡を現してきたことが周知のことであり、それは宗教宗派を超えて崇められるべき存在であることを意味しているのであろう。

 このように国籍や宗教に関わらず、その恩恵を求めて訪れる者に「揺るぎない大自然の威力」をもって、真正面から対峙してくれるのが「霊峰グヌン・リンジャニ」であり、人々はその霊峰をひたすら登ることによって自らと対峙するのである。

 


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Rinjani Project 2010  by Wati Yuki